Roots of Japan

お寺

『お寺』とは何か。

ここでは日本における『お寺』の世界に飛び込みたいと思います。

まず仏教と『お寺』の関係ですが、キリスト教での教会やイスラム教のモスクになります。

しかし、その存在意義は大きく異なります。「お寺」は本尊(信仰の対象として最も尊重される中心的な仏像)を安置し、仏道を修行し、仏事を行う建物とされています。教会は教えを述べ、礼拝などの宗教儀礼に用いる建物。モスクも礼拝を行う建物ではありますが、祭壇や像はなく、説教壇やお清めを行う水場などがあるのです。

教えによって全然違いますね。しかし、信仰する人々が集うという点においては同じなのではないでしょうか。

それでは開祖であるお釈迦様とはどのような人物でしょうか?

姓は「ガウタマ」、名は「シッダールタ」。今から2300年程前まで存命していたとされる仏教の開祖で、「目覚めた人」の意味持つ仏陀(ブッダ)という尊称でも呼ばれています。「釈迦」とは出身部族の釈迦族からきています。

生まれは王子様で裕福な生活をしていましたが、これを捨てて出家し、人々を救うために悟りの道へ入りました。弟子が多くいて、中でも十大弟子と言われる10人の弟子が有名ですが、この中にはお釈迦様の息子や、イケメンがいたとか。

では日本で最初の『お寺』はいつ頃からあるのでしょう?

今から約1500-1600年前に建立されたと言われる奈良県の飛鳥寺になりますが、大阪にある四天王寺も最初の『お寺』という見方もあります。

そして最古の『お寺』は世界遺産にも登録されている奈良県の法隆寺と言われています。火災で一度燃えてしまい、約1400年前に再建してから現代に至るまで全損はなく、修理を重ねながら世界最古の木造建築として、その姿を残しています。

先述の飛鳥寺にしろ、四天王寺にしろ、火災や水難で破壊されてから再建しています。この時点からの歴史となりますので再建回数が少ないものが古い『お寺』として扱われるのです。

1631年から1877年の間、新しい『お寺』の建立は禁止されていました。ということは日本にある『お寺』は1631年以前のものか、1877年以降のものか、と大きく2つに分けられます。

日本に『お寺』は約7万7000あると言われていますが、約10%が明治以降に建立されたものなのです。

では日本の『お寺』の特徴はどうでしょう?

建築様式は日本古来の木造建築が使用されています。装飾は中国やタイなどの『お寺(寺院)』のように色彩豊かで煌びやかではなく、日本の『お寺』は…はっきり言って地味なものが多い、と思いますよね。

いえいえ、本来は煌びやかだったのですが何百年という年月を経て塗装が剥がれてしまいました。修復はしますが日本人は「侘び寂び」を好んでいたので時間と共に出てきた味は消さないようにしていたのです。勿論、現在でも鮮やかな色彩の残る『お寺』もありますし、金閣寺も有名ですよね。

また『お寺』の装飾で忘れてはならないのが装飾彫刻。中でも新潟県の西福寺などは本当に素晴らしく、言葉には言い表せないような感動を与えます。

日本の仏教は13の宗派が存在しています。宗派ごとに若干ですが『お寺』の造りが違うそうなので、全部の宗派の『お寺』をお参りして違いを発見…なんて旅も良さそうですね!!

また、どっぷり『お寺』の世界に浸りたい方にオススメなのは「宿坊」です。

「宿坊」とは、参拝者のための宿泊施設です。本来は僧侶のみの宿泊や、参拝者の心身を清めるための施設でしたが、現在では一般観光客などの宿泊を受け入れ修行体験も出来るのです。1泊2日、仏教の教えが息づく『お寺』に身を置けば、それだけで日常では味わえない時間を過ごすことが出来ます。

また『お寺』の食事は精進料理なので、素材本来の味を感じながらゆっくりと食事をとれば身も心も癒されるのではないでしょうか?

また先述の通り、『お寺』によって様々な修行体験を行っています。「宿坊」に宿泊しなくても予約して料金を払えば参加可能なこともありますので事前に確認して下さいね!


どうでしたか?皆さん、『お寺』にお参りしたくなりませんか?

もしかしたら過去に行ったけどあんまり良くなかったよ、という方もいるかもしれません。ですが7万7000もの『お寺』があるのです。是非、有名は観光地だけではなく各地に足を運び「ここだ!」という場所を見つけるのも楽しいのではないでしょうか?

最後になりますが『お寺』によっては普段は門を閉めていることもあるそうなので確認と注意をお願い致します。

筆者の考えやまとめとなります。諸説ありますのでご了承下さい。