Roots of Japan

東京

日本は47の広域普通地方公共団体である都道府県で区切られています。“都”は東京都、”道”は北海道、”府”は京都府と大阪府、”県”はそれ以外の43の地域となります。今回の東京都を皮切りに、日本全国を巡っていきたいと思います。
訪日外国人ランキングではトップの東京。
2020年には東京オリンピック・パラリンピックの開催も迫っており、ますます盛り上がりを見せています。

人口総数 約1,400万人。面積は約2,190㎢となっています。2016年に発表された「世界の都市総合ランキング」では1位ロンドン、2位ニューヨークに続き、3位にランクインし、他にも「世界で最も住みやすい25の都市ランキング」ではコペンハーゲンに次いで2位に!また2015年に公表された域内総生産(GRP)の統計では1位になり、世界で最も大きな経済圏を持つ都市とも言われています。2位のニューヨーク大都市圏の1.4倍の経済規模をもっているのです。

治安面ではエコノミスト・インテリジェンス・ユニットが2017年に発表した「安全な都市指数」では100点満点中89.80点となり、世界トップの評価を受けました。東京都は”区部”、”多摩地域”、”島嶼部(とうしょぶ)”の3地域に分けられることが多くあります。区部は23の特別区で構成されており、ひとつの自治体と見なせば日本最大の都市なのです。

1603年に江戸幕府が創設されるまでは京都が首都でしたが、創設されて以降はかつての江戸(現在の東京)が日本の政治や行政の実質的な中心地となりました。しかし、それでも皇居や司法・行政・立法を司る機関などは京都にあったため”首都”ではありませんでしたが、1868年に東京へ移ったことで日本の中枢機能が集まり、事実上の首都となったのです。

現在、都心には高層ビルが立ち並び、とにかく多くの人が行き交っています。1923年には関東大震災では約10万の死者行方不明者が、1945年の東京大空襲では約7万人の死者行方不明者を出し、東京の下町は焦土と化しました。広島・長崎への原爆投下を除く空襲としては史上最大の犠牲者を出したのです。華やかな発展を遂げた側面だけではなく、こういった歴史を感じながら歩くと、また別の東京が見られるのではないでしょうか。

また雄大な自然を要する離島も東京都の一部なのです。島嶼部と呼ばれる伊豆諸島(18島)と小笠原諸島(16島)がありますが、実際に行けるのは伊豆諸島の9島(大島・利島・新島・神津島・三宅島・御蔵島・八丈島・式根島・青ヶ島)と小笠原諸島の2島(父島・母島)の計11島になります。ジェット機や高速船などで長時間の移動が必要な島もありますが、豊かな自然やゆっくりとした時間、島によっては温暖な気候が私達を迎えてくれるのです。イルカと一緒に泳ぐドルフィンスイムが出来る島や2000年前の噴火の跡である溶岩流を間近で見ることが出来る島など、11の島それぞれに個性があるので巡ってみるのもオススメですよ!

色々な面を持つ東京ですが、訪日外国人はどこに訪れているのでしょう?王道スポット15選をご紹介します!

①浅草寺        ②東京タワー
③東京スカイツリー   ④秋葉原
⑤皇居(江戸城跡)   ⑥日本橋・銀座
⑦明治神宮       ⑧築地市場
⑨江戸東京博物館    ⑩アメヤ横丁
⑪渋谷駅前スクランブル交差点 
⑫原宿・竹下通り    ⑬東京駅
⑭上野恩賜公園・上野動物園
⑮新宿御苑

スカイツリーなどの近代的な建物や、「カワイイ」文化の本場である竹下通りから、伝統的で荘厳な雰囲気を持つ明治神宮まで、東京は様々な要素が融合している街なのです。

その他、季節ごとに楽しめるスポットもたくさんあります。例えば春にはお花見をしに、桜の名所へ…目黒川、千鳥ヶ淵、代々木公園、隅田公園、昭和記念公園などへ。秋には紅葉狩りに自然豊かな公園や山に…浜離宮恩賜庭園、小石川後楽園、日比谷公園、明治神宮外苑、高尾山などへ。高層ビルとのコラボや、夜間ライトアップが行われている名所なら夜景とのコラボも見られるかもしれませんね。

またお花見や紅葉狩りなどを日本では”行楽”と呼びます。娯楽として江戸で生まれ、現代でも愛されている文化の一つです。他に江戸で生まれた娯楽として有名なのが”歌舞伎”と”江戸落語”。

“歌舞伎”は伝統芸能の一つで、日本固有の演劇であり、2005年にはユネスコにおいて傑作宣言されました。そして2009年に無形文化遺産の代表一覧に載ったのです。中でも銀座にある歌舞伎座は1889年に開場した歌舞伎専用の劇場で、火災や戦災などに遭いながらも今日に至るまで代表的な歌舞伎劇場と知られています。しかし、建てられた当時のまま、というわけではなくこれまでに4度建て直されているのです。

一方”江戸落語”は古典落語(江戸時代(1603 - 1868)・明治時代(1868 - 1912)・大正時代(1912 - 1926)に作られた落語を指す)のうち江戸(現在の東京)を中心に演じられる落語です。“江戸落語”に対し、”上方落語”と呼ばれる大阪・京都を中心に演じられる落語もあるので違いを探すのも楽しいのではないでしょうか。また、江戸では娯楽だけではなく”錦絵”、”浮世絵”、”俳諧”といった芸術も生まれました。

“浮世絵”などは現在でも国内外で非常に強い人気があり、人気浮世絵師の作品などは高値で売買されています。
江戸時代では陶器を輸出する際の包み紙や梱包材で使用されるほど安値で取引されていたからこそ海外に渡るきっかけになったのかもしれませんね。江戸で生まれた娯楽と文化。そして現在でも愛されている日本食が生まれたのも江戸なのです。

①江戸前寿司    ②蕎麦
③天ぷら      ④たくあん
⑤ウナギ丼     ⑥お茶漬け
⑦もんじゃ焼き   ⑧豚カツ
⑨どじょう(柳川鍋・どぜう鍋・唐揚げ)
⑩どらやき、今川焼 
⑪白米       ⑫漬物 
⑬葱鮪鍋      ⑭深川めし

皆様が食べたことのある料理はありましたか?また明治時代(1868 - 1912)の末期に考案された”ちゃんこ鍋”も東京の郷土料理として有名です。15種類の料理、まだ食べたことがない!という方は是非ご賞味下さいね。観光スポットでも食文化でも、最先端のものから伝統のあるものまで全部がひとつになっている東京。だからこそ人が多く集まるのかもしれません。古くて新しい東京の魅力を、あなたも発見してみませんか?

筆者の考えやまとめとなります。諸説ありますのでご了承下さい。